「ペルセポリス」


在仏イラストレータマルジャン・サトラピの自伝的漫画「ペルセポリス」の映画化。原作と同じタッチのアニメーションで、彼女自身が監督している。


主人公のマルジ(マルジャン・サトラピ)は、1978年イランの首都テヘランに住む少女。上流階級の家で育ち、経済的にも思想的にも自由な環境で暮していた。しかし、イラン・イスラム革命、イラン・イラク戦争を経験。その後ヨーロッパへ留学し、他国の友人達と過ごす中で、自我と他者との間で悩み苦しむ。



イスラム革命後のイランの市民がどのような思いで生活していたかがよく分かり、面白い。