「クーリエ・ジャポン」を買ってみました。

tabeo2006-04-22


初めて、月刊誌「クーリエ・ジャポン」を買ってみました。この一冊で世界のメディアの記事がよめるらしい。まだ、拾い読みしかしてませんが、こんな記事を発見。


【人を癒すスキルを活かして  ドイツの高齢者を救う 娼婦達の意外な『転職先』】
労働市場の行き詰まりを背景に過当競争が進み、収入減少に苦しむ娼婦たち。ある州では、公的機関の支援により、情婦たちが介護士への転職を果たしている。
(vol.011 p.75)


元娼婦たちが、経験を活かして有能な福祉士になっているらしい。これは、福祉団体のスタッフいわく「理にかなった展開」なのだそう。
記事によると、元娼婦は被介護者に嫌悪感を持つことがほとんど無く、肉体的な接触に不安を持たないので、双方の精神的な負担が少なくてすむ。また、元SM嬢で転職プログラムに参加している女性は「相手の話しを聞いて安心感をあたえてあげることを学んだもの。老人介護の現場で一番忘れがちなことよ」と話していて、「2つの仕事はかけ離れていない」「介護関連の雇用主は、この分野における元娼婦の優れた能力を認識すべき」と。

この発想好きです。
「悲惨な状況の娼婦を救え!」的な発想より、「能力を発揮」の方が建設的。
あまいのかも知れないけど、良いところを伸ばす方が、悪いところを削るより楽しいじゃないですか(笑)

意外なところで、適職ってみつかるものかもしれませんね。