“癒し”で癒されるかは疑問だ

この前、たまたま立ち寄ったレンタルビデオショップが
キャンペーンをしていたので、
普段ならあんまり借りなさそうなビデオを借りてみました。

たんにオダギリジョーが出ていると言う理由だけで手に取った
とってもクダラナげな邦画コメディー、「イン・ザ・プール」
監督は三木聡さん（私は知らなかった…）
オダギリジョーの他に松尾スズキ、田辺誠一とかが出演しています。

で、

大変、面白い。非常に面白い。単純に面白い。
「興味深い」ではなく、「面白い」です。
ナイスキャスティングです。
この映画、原作が直木賞作家奥田英朗さんの人気シリーズだったのを後から知ったんですけど。
そう言えば、本屋で平積みされてました。

ストーリーは、ちょっとキレ気味な精神科医松尾スズキの元に、
患者として勃起症（？）のオダギリジョーとか、
脅迫神経症のルポライター市川実和子とかが治療のために通院。
そこで起こるドタバタ。それだけのお話しです。
どちらかと言えば、医者の方が狂ってる。
他にも出て来る人々が濃い！！
松尾スズキの離婚調停中の奥さんの凄まじいキャラには
開いた口からヨダレがでてしまいます。
登場人物全員、どこか狂ってる…けど、可愛いキャラクターなんですよ。

原作（設定）の面白さ、出演者の名演技と、監督のTVバラエティーで培ったテンポの良い演出がそろって出来た映画じゃないでしょうか。

疲れ気味だけど、「癒されてたまるかボケ！」と言う時におすすめです。

イン・ザ・プール [DVD]

イン・ザ・プール (文春文庫)